星北便り

【環境編】廃プラスチックの問題!

2020/08/16 UP新着情報

札幌市 不用品回収

現在コンビニやスーパーなどほとんどの店舗でレジ袋が有料化になっています。
そもそも、レジ袋を有料化した理由をみなさんはご存知でしょうか?
「海洋プラスチックゴミ問題」「地球温暖化」などの解決に向けて、レジ袋を有料にするこで消費者である我々の意識を高めると言うところが目的と言われています。
「そもそもプラスチックゴミを減らす必要ってあるの?」「リサイクルをすればいいのに」
と思う方もいると思います。
今回は「環境編」ということで、問題となっているプラスチックゴミについてご紹介していきます。

 

1. 世界のプラスチックの現状

1950年以降に世界で生産されたプラスチックは83億トンを超えています。
これを足首の高さで地表に広げれば日本7.3個分がプラスチックによって埋まります。
「ペットボトルやプラスチックゴミを分別してリサイクルにしているから大丈夫」と思いますが実際は83億トンのうちリサイクルできているのは約9%です。
つまり83億トンのうち63億トンがゴミとして廃棄されています。
廃棄プラスチックのうち79%が埋立か海などに投棄されているのが現状となっています。
このままのペースで行くと、2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋立・自然投棄されると言われています。
このような現状から世界全体でプラスチックの資源循環への関心が高まっています。
実際、プラスチックゴミは再利用をしっかりと行うことでプラスチックの生産量は最小に抑えることができると言われています。
しかし、再利用するよりも新品で買った方が安く、再利用の試みに対する政治的な支援もほとんどないため生産量が減ることはないと言われいます。
このように問題だとわかっていても生産量は増え続けています。
例えば、飲料用のペットボトルの世界全体の製造量は2006年に3兆本から2016年には5兆本まで増加しています。
さらに、プラスチックの原料である炭化水素はふんだんにあるため、近いうちに原料が尽きるという可能性も低いため「人類が望むなら、プラスチック製品で何度も地球を埋め尽くせるだろう」と専門家も語っています。

 

2. 日本の廃プラスチックの現状

日本の廃プラスチック発生量は年間940万トンで全廃棄物の約2%を占めています。
なお、2013年時点では、リサイクル率がリサイクル率が約25%、熱回収率が約57%、未利用・焼却埋立が約18%となっています。
中国の廃プラスチック輸入禁止措置以前に中国に輸出していた廃プラスチックは年間約150万トンとされています。現在は中国の輸入禁止措置を受けて、東南アジア諸国へと輸出先が変更されていますがこれまでの輸出量に見合う規模ではありません。
国内で資源を循環する仕組みを構築することが必要とされています。

 

3. 環境省が行う取り組み

環境省では資源循環の整備を後押しするために財政支援制度を2017に創設しました。
リサイクル高度化設備の導入に対する補助として、施設整備費の1/2を補助する内容となっています。
この予算規模は2017年の4億円から2018年には15億円まで拡大しています。
その他の対策は以下の通りです。
・処理状況や不法投棄の実態把握・情報共有
・体制の構築
・資源循環体制の構築
・資源循環の促進

 

4. プラスチック資源循環戦略

・リデュースの徹底
日本は1人あたりのワンウェイ容器包装排気量が世界で2番目に多いと指摘されています。そのためこれらの削減に取り組むとしています。
具体的には、リデュースの取組の他に「モノのサービス化」「シェアリングエコノミー」「修繕・メンテナンス」「再使用」「技術・ビジネスモデル・消費者のライフスタイルのイノベーション」などを想定しています。

・バイオプラスチックなどの利用促進
製品のプラスチック使用量削減はもちろんですが、プラスチック再生市場を拡大。また、再生可能な有機資源を原料にして作られる「バイオマスプラスチック」、微生物により分解される「生分解性プラスチック」などのバイオプラスチックの実用性向上と燃料由来プラスチックとの代替促進を図るとされています。

 

5. まとめ

このようなことから、国レベルでのプラスチックの問題への取組が行われています。
その一つとして、消費者への意識改革としてレジ袋有料化につながっています。
現在の日本の全人口は1億2596万人です。
この全員が1日でもレジ袋を使わない日があれば相当な量のプラスチックを軽減できます。
まずはレジ袋から初めて、プラスチック製品を減らすというように心がけていきましょう。
弊社でもプラスチック類の廃棄物は多い状態です。
上記で説明してきたようにプラスチックを減らそうという世界的な動向から、プラスチックの処分代というのは高くなっています。弊社でプラスチックの不用品をご依頼いただいてせっかくなくなったプラスチック製品をまた新しく購入するのではなく、プラスチック製ではないものを購入するようにしていただければと思います。

 

 

 

 

 

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